Nurse
本日は臨床工学技士向けの雑誌であるClinical engineeringについて紹介していきます
医療系の雑誌は数多く存在しますが、職種によってピックアップするポイントは様々です
Clinical Engineering(クリニカルエンジニアリング)は看護師と関連が深い内容も多くあるので特徴をまとめていきます
- Clinical Engineerとは臨床工学技士を英略したもの
- 日本臨床工学技士会が臨床工学技士をClinical Engineerと定めている
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Clinical Engineeringとは
Clinical Engineeringの出版社は看護雑誌も多く手がけるGakkenです
1990年から創刊されており、臨床工学技士唯一の専門誌として長く出版されています
カラーの円の中にタイトルというシンプルな表紙が基本でしたが、2022年からイラスト付きの表紙に変わっています
内容は集中治療室(ICU)で見ることの多い人工心肺や呼吸器管理を始めとし、臨床工学技士に関連する医療機器を中心に、より深く学べる雑誌になっています
臨床工学技士の主要業務である呼吸・循環・代謝分野を中心とし、最新のトピックスも知ることができます
Clinical Engineeringの内容
過去に取り上げられている内容は大まかに以下のようなものがあります
- 血液透析関連
- 呼吸/人工呼吸関連
- 体外循環
- 補助循環
- 心臓カテーテル関連
- 解剖生理
- 災害関連
- 検査データ
- ICUの患者アセスメント
- 麻酔関連
機械を使う上では患者の状態を理解することは必須です
そのため、臨床工学技士の雑誌でありながらICUにおける患者のアセスメントや解剖生理、検査データの見方なども紹介してくれているのがこの雑誌の特徴です
この他、臨床工学技士としてのスキルアップや実習、働き方なども紹介していました
Clinical Engineeringの特徴
Clinical Engineeringの本の特徴をまとめていきます
項目 | クリニカルエンジニアリング |
出版社 | Gakken |
金額 | 2,090円 |
発売日 | 毎月25日 |
発行部数 | 10,000部 |
色彩 | 白黒(表紙のみカラー) |
イラスト | 少ない |
対象 | 学生から臨床で働く全ての人 |
Clinical Engineeringは白黒で月刊ナーシングなどの看護雑誌と比べるとイラストも少ない傾向にあります
しかし、医療機器に重きを置いている点から、情報量としてはとても多く細部まで知識を身につけられる雑誌です
まとめ
Clinical Engineeringは臨床工学技士として必要な知識を蓄えた雑誌です
しかし、その情報は臨床工学技士特有のものではなく看護師と共通している部分も多くあります
他職種の雑誌から学べることは数多くあるため、看護雑誌にとらわれず興味のあるトピックスは積極的に手に取ってみることをオススメします