導入
2020年心電図検定(2021.1実施)
今回初めて受講してきたので、
覚えている範囲の出題内容等をお伝えします
ちなみに、テストは問題は含めて回収されるので自己採点や復習は出来ませんでした
心電図検定は2020年注目の資格・検定ランキング1位に選ばれるほど知名度を獲得しつつある検定です
今回は心電図検定に興味がある方に向けて出題内容や出題範囲をご紹介していきます
心電図検定とは
心電図検定とは日本不整脈心電学会が主催の検定です
開催頻度は年に1回で2021年は1月に開催しました
コロナが蔓延している中で、座る場所の配置や受付なども工夫して対応しており、基本的な予防策を取っていれば問題なく受講可能だと思います
受検資格は特に制限を問わないため誰でも自由に参加できるのが特徴です
- 開催頻度:1回/年
- 開催時期:1月
- 開催場所:東京.大阪.広島.京都.福岡
- 検定種類:4級〜1級
- 6,000〜10,000円
心図検定を受けるメリット
- 心電図判読能力が上がる
- 心電図が好きになる
- 心電図を日常的に意識できるようになる
心電図検定の勉強を始めてから心電図に対する意識が変わり研修医より判読できることや循環器の医師と心電図について議論できる状況が実際にできました
循環器の医師とPSVTと2:1のAFLについて話したり出来ました
心電図の基礎ができると応用面では医師にも聞きやすく分かると更に心電図が好きになります
今回は心電図検定の出題範囲とPointをピックアップして紹介します
『心電図勉強してみたいけど中々気が進まない』なんて思ってる人はぜひ、心電図検定を機に心電図の真髄を学んでいきましょう
心電図検定の出題範囲
- 正常心電図
- ペーシング(心室ペーシング)
- AVRT
- 移動性ペースメーカー
- 左室/右室肥大
- 拡張型心筋症
- 脚ブロック
- WPW
- 擬性VT/pseudo VT
- VF
- トルサード・ド・ポワント(TdP)
- VT/両方向性VT
- 脚ブロック
- 心筋梗塞
- af+CAVB
- モビッツ2型AVB
- ウェンケバッハ型AVB
- 2枝ブロック
- 両房負荷
- ブルガタ心筋症
- SSS洞房(BBB)ブロック
こんなにたくさんの心電図を判読しなきゃいけないのか……
Nurse
実はこの心電図全て公式問題集に載ってます。
心電図検定公式問題集持ってる方は分かると思います問題集に含まれる内容がほとんどです
検定受ける予定でまだ持ってない方いたら購入検討してみて下さい
下の画像をクリック↓
問題集の中で出題されなかった心電図
- 小児の先天性心疾患に関する問題(心房中隔欠損など)
- 心筋梗塞に関する問題(上昇部位と梗塞部位など)
- 副収縮
- 心室性不整脈の起源(右室流出路など)
上記のものは2020年度の2級の試験では出なかったです
Nurse
1級の問題に出題される可能性はあるため、要点を押さえておくと良いと思います
心電図検定のPoint
- 90分50問
- 出題は四肢択一問題が基本
- 五肢択ニ問題もあり
- 正しいものと誤ってるものを選ぶ問題がそれぞれある
- マークシート形式の試験
- 拡張型心筋症の問題が出題
- ウェンケバッハ型orモビッツ2型AVBを見分ける問題が出題
- T波とP波が重なって判読が難しい問題が出題
- af+CAVBか洞停止+ジャンクショナルリズム(房室接合部調律)かを問う問題が出題
まとめ
心電図検定2級は臨床でもよく見る心電図が基本です
受講までの過程や得た資格は必ず自信にも繋がります
仕事の合間に勉強は大変ですが、心電図が分かれば仕事で得することもたくさんあります
少しでもこのコラムを学びに心電図検定に興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです
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