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【救急看護】臨床に則した新しい資格NCLSとは

臨床に則した新しい資格NCLSとは 資格のすすめ
この記事は約8分で読めます。

急変対応をより臨床的に実践的に。御作法ではなく臨床的なコースを学んでみませんか?

ER Nurse
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間も無く受講者1,000人突破!ここでは令和7年から全国展開している新しい資格NCLSについて紹介していきます。

NCLSとは

NCLSとはNursing Cardiac Life Supportの略称です。2024年(令和7年)5月から全国展開している新しいトレーニングコースであり、看護師に必要な急変対応を学ぶことができるコースです。

コードブルーが主催として企画・運営していますが、急変対応.netなども合同で運営に携わっています。また、NCLSコース自体の発足はコードブルーとなりますが、横浜BLSなど救急コースを運営している団体などもコースを取り扱って普及に努めています。

NCLSの特徴は院内急変に対応できる看護師の普及を目的としており、病院内での急変対応ができるよう臨床に則ったコースとなっております。また、NCLSは急変予測も兼ねているため、心停止前のアプローチ(ABCDEアプローチ)にも力を入れているコースです。

ER Nurse
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研修の立ち位置としてはACLSやICLSなどの心停止の対応に、INARSなど急変予測を組み合わせより臨床的にしたコースです。BLSコースとありますが、二次救命処置も組み合わさっています。

院内急変を目的として看護師の研修コースとしていましたが、急変を予測し対応する能力は院内救命士などにも必要な能力であるため、看護師以外の職種の参加も増えています。

NCLS受講はこんな人にオススメ

  • 急変対応のスキルを更に向上したい人
  • 院内教育で急変予測などを更に普及したい人
  • ICLSやACLS、INARSなどを受講し更に急変対応を学びたい人

心停止の対応を学びたい方はこちら▼

より丁寧にABCDEアプローチを学びたい方はこちら▼

NCLSの目的

  1. 護師が現場で最初に動けるようになる
  2. BLSで終わらない院内急変を想定し、シミュレーション中心で学ぶを深める
  3. 臨床に特化した知識やスキルを学ぶ

お作法ではなく特に臨床に活かせる知識・スキルとして蘇生トレーニングを学ぶことを目的としています。

NCLS参考書

参考書はNCLS公式テキストを使用します。公式テキストはアマゾンや楽天などでは販売されていないため、HPからの購入のみとなります。また、PDF版の方が安価で購入可能なためご検討ください。

製本版はこちら

PDF版はこちら

製本版金額4,250円
製本版送料620円(沖縄のみ800円)
電子書籍3,850円
ページ数全172ページ
販売コードブルー公式HP

NCLS受講に必要な知識が豊富に含まれています。また、NCLS受講のみでなく、急変対応における知識が凝縮されているため、見応えのある参考書になっています。

NCLS申し込み手順

NCLS申込はコードブルーHPより開催地を選択すると申し込みが可能です。出張コースなどでの開催も可能であるため、自院での開催も相談可能となっています。

INARSコース - 医療危機管理支援機構
NPO法人医療危機管理支援機構(MeCCSO)は様々な医療標準化教育を展開する組織です。 AHA(アメリカ心臓協会)の心肺蘇生法コースである、BLS、ACLS、PALSコースの開催や、災害医療の机上シミュレーショントレーニングであるエマルゴ...

大まかな申し込みの流れは以下の通りです

  1. コードブルーホームページを開く
  2. 開催地を探すを選択するとプルダウンで開催地一覧へ移動
  3. 開催地を選択
  4. ⚪︎⚪︎NCLSを申し込みを選択
  5. コース申込に必要な事項を記入し料金を支払う
  6. コース申込完了

NCLSコースの内容

NCLSコースは主に5つのパートから構成されています。

  • 蘇生科学
  • CPR
  • 呼吸管理
  • 初期評価/判断
  • 心停止アルゴリズム

心停止のアルゴリズムには心停止後の対応も含まれています。また、一連の流れを通してチームマネジメントやチーム内での情報共有なども学んでいきます。

NCLSの概要とスケジュール

NCLSコース概要

INARSのプロバイダーコースは1日研修となってます。他の救急研修と時間的には同じですが、同じ時間の中で心停止からABCDEアプローチまでを学ぶため凝縮されたスケジュールとなります。

講義も織り交ぜながら理解も深めていく部分があるので頭と体を使ったコースになります。また、理解度を確認するためにプレテストとポストテストはありますが、実技試験など合否を判定するようなテストも行なっていません

ER Nurse
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誰でも楽しく気軽に学べるような講習になってます!また、NCLSは資格保持期間内(有効期限内)であれば復習参加が何度でも無料で可能です!

コースの概要は以下のようになっております。

受講資格看護師,救急救命士
経験年数規定なし
対象全看護師(特に経験者)
コース時間1日(約7〜8時間)
取得資格NCLSプロバイダー
必要物品コースガイド
筆記用具
受講料金22,800円
16,800円
(期間限定)
筆記試験確認テストのみ
実技試験なし
有効期限2年間
更新受講料金12,000円
NCLSプロバイダーコース概要

受講資格は看護師のためのコースとはされていますが、それ以外の職種でも受講可能です。特に病棟の院内急変への対応を目的としているため、院内急変に関わる院内救命士などにもニーズの高いコースになっています。

NCLSコースのスケジュール

NCLSのスケジュールは以下の通りです 。開催時間などは開催するコースによって異なるため、目安程度にご確認下さい。

NCLSコース 1日の流れ

筆記テストと書かれていますが、学んだ知識の確認を問うものであり合否を判定するものではありません。

NCLSは主に呼吸管理や気管挿管の介助、CPRのスキルを確認した後、初期評価と呼ばれるABCDEアプローチをシミュレーションも含めて学んでいきます。最後に心停止を含めた総合シミュレーションを行い研修が修了となります。

ABCDEアプローチなどはあまり深く学習していないことも多いため講義なども混ざりながら実践を中心にコースは進んでいきます。

NCLSの特徴

ER Nurse
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NCLSの1番の特徴はお作法ではない急変対応を学ぶことです。臨床に則した研修を重要視してコースを進めています。大まかな特徴は以下の通りです。

①急変予測の初期評価から心停止までの一連の流れを学ぶことができる

NCLSでは初期評価であるABCDEアプローチから心停止、および心停止後の対応までの一連の流れを学ぶことができるコースになっています。ACLSなどを始めとする急変対応コースも多くありますが、心停止がメインとなっていることが多いです。

また、INARSのような心停止前の対応を中心としたコースもありますが、NCLSではそれらを繋げて一連の流れとして学ぶことができます。

近年、急性期ケア専門士などの学習内容としても、急変は突然起こるものではなく6〜8時間前に予兆があるといった内容が取り上げられているように、急変前の違和感に気づき急変を予測する対応も重要視されています。

そういったニーズにも合った学びを得ることができる研修がNCLSです。急変を予測して対応することと、心停止が起きてしまった時に、胸骨圧迫と除細動のみではない心停止の対応を学ぶことができます。

院内急変をメインとしており臨床に則している

NCLSは院内急変をテーマとして展開しているコースです。そのため、対象も看護師または院内急変に携わる院内救命士などを中心としています。テーマを絞っている分、学ぶ内容などもフォーカスされています。

また、臨床に合ったコースということを重要視しているため、突如心停止になることよりも心停止になる前の予兆にどのように気づくか、その時点で重症度をどのように判断してどのような対応を行うかも学ぶことができるコースになっています。

③資器材を準備している

NCLSではCCFを図ることのできる環境や、モニターなどの資機材も準備しています。実際にモニターのボタンを押すと血圧測定ができたり12誘導心電図を測定できるなど、様々な設定に合った対応ができるように準備しています。

天の声のような対応を限りなく減らして臨床感を出すことができるような試みを行っています。

NCLSー受講結果と感想ー

NCLSバッジ

NCLSプロバイダーの研修を終了すると認定証バッジ,ボールペンが配布されます。NCLS取得後はNCLSプロバイダーとして知識の定着および自身の病院へ還元することで学びをより一層深めることができます。

また、資格の有効期限内であれば何度でも再受講可能であるため、復習にも有効に活用できます。プレインストラクターとして参加し、ワークショップを受講するとインストラクターにもなることができます。

ER Nurse
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インストラクターとして指導することで自身への学びにもなるため、ぜひチャレンジしてみて下さい!

受講した感想

ER Nurse
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ABCDEアプローチを臨床的に学べる点は他のコースにはない魅力的な部分でした。CPRなどの基本的な部分ができている前提のコースなので、BLSなどを受講してからのNCLS参加を個人的にはオススメします。

NCLSは臨床での対応を更に高みにするためのコースといった印象です。CPRなどを丁寧に説明する部分は少ないため、BLS(胸骨圧迫やAED)などのスキルを最低限取得してからの受講をオススメします。

急変対応などのコースでは実技を中心に学ぶ場が多いですが、NCLSでは考えながら行うトレーニングが多くあります。心停止=心停止の対応ではなく、呼吸停止による心停止であるから呼吸管理も優先するといった対応における優先順位も重要視しています。

また、チームとしてのノンテクニカルスキルも大切にしており、フィードバックのみでなくでブリーフィングに重きを置くことで、受講者が更に良くするために考える時間も大切にしています。

急変対応を教育的視点としてみる場合や、BLSなどの急変対応のコースを学び更に臨床に結びつけたいという場合には特におすすめのコースです。

※あくまで個人の感想です。詳細などは、NCLSホームページをご参照に参加をご検討ください。

まとめ

急性期ケア専門士など他の資格でもピックアップされているように、現在は急変時の対応に加え急変を予防することも重要視されています。NCLSはそれらの一連の流れを1日で学ぶことができるコースになっています。

1日コースなため時間はややタイトではありますが、参考書も含め知識を確認できる環境も整えているため、学びの多いコースになっています。

ER Nurse
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急変前の臨場感を感じながら心停止を予防するためのトレーニング、心停止になった場合でも適切なCPRをできるのか、ぜひ受講して学びを深めてみて下さい。

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