【循環器看護】心電図検定対策に役立つオススメ参考書・問題集 まとめ

参考書のすすめ
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本記事では循環器の中でも心電図および心電図検定を目指す看護師にオススメの参考書を紹介していきます!

心電図検査の特徴

心電図は一問一答のような即答できる解が常にあるわけではなく、判読していくことで答えを導き出していく検査になります。

心電図の一枚の中でも予測される不整脈や病態は複数見つけられることもあるため、多角的な視点で可能性を模索していく必要があります。

そのため、高いスキルを求められる心電図の判読ですが、心電図は心機能に付随する全身の機能を模索することができます。また、不整脈に関しては心電図が診断に繋がるため非常に優位性の高い検査です。

判読によって様々な可能性を模索でき、かつ有用性が高いといった特徴を併せ持つ心電図検査ですが、判読するためには心電図を判読する知識経験が必要です。

臨床でさまざまな心電図を見て学ぶのも正しいですが、臨床では心電図を判読できるスペシャリストが身近にいないとなかなか答え合わせができないことも多いです。

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類似する疾患であったとしても、全く同じ心電図になることはありません。心電図に数多く触れることが大切です。

心電図検定とは

心電図検定について詳しくはコチラ

心電図検定はニュースなどにも取り上げられる注目度の高い検定です。また、難易度の高さなどからも、ある程度の判読技術を有していないと合格できない検定になっています。

特に心電図検定1級の合格者などは心電図に触れる機会の多い医師や循環器病棟看護師、臨床検査技師がほとんどです。しかし、心電図に臨床で触れる機会が少ないからといって合格できないわけではありません。

心電図は問題集も豊富にあり、参考書などを用いても経験を積むことができます。

また、心電図検定は1〜4級まであり、それによって難易度が異なります。今回は、心電図検定対策としてオススメする参考書を検定の級も併せて紹介していきます。

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全て、実際に手に取って心電図の勉強に使用した参考書です!

心電図検定対策にオススメの参考書

心電図検定の対策としては知識習得のための参考書と問題集、最低1冊ずつは必要です。臨床で日々、心電図を判読している人であってもより高い級を志すのであれば必要となります。

心電図の読み方 パーフェクトマニュアル

ここがオススメ

心電図の参考書の中でも内容が充実性がトップクラスです。幅広い心電図を網羅しており、判読方法なども丁寧に書かれています。

心電図を1から100まで学ぶのに必須の参考書です。特に心電図検定1〜3級の受講者には購入を推奨します。

ページ数が366ページと豊富な反面持ち運びには不便です。心電図検定のような四肢択一問題はないですが、演習問題も要所要所には掲載されています。

イラストなどでの解説は比較的少ないため、心電図を基礎から学ぶのであればステップアップに別の参考書を一冊買うとより迷うことなくこの本を活用できます。

  • 心電図を網羅
  • 分厚いため持ち運びには不向き
  • 演習問題も要所にあり

心電図の読み方〜モニターから12誘導まで〜

ここがオススメ

Amazonでは循環器看護学でのカテゴリーにおいて、ベストセラー1位(2025年時点)のロングヒットしている参考書です。

フルカラー&図解でわかりやすく解説しているため、心電図を基礎から学ぶ導入にぴったりの参考書です。

病棟での臨床で活用できるようにまとめているため、基礎的な部分を1から学ぶのにオススメです。

心電図検定対策として3〜4級受講者にオススメです。

  • 持ち運びしやすく比較的安価
  • フルカラーかつイラストでの図解が豊富でわかりやすい
  • 内容は臨床で判読が必要な基本的な不整脈が主

心電図 完全攻略マニュアル

ここがオススメ

こちらの参考書は心電図検定対策こためにマイスターの人が主として出版した参考書です。心電図検定対策の参考書であるため、問題などの形式も心電図検定同様であり、模擬試験さながらの学習を行うことができます

1・2級合格のための参考書と書かれているように内容は心筋梗塞の判断や不整脈の起源など高度な内容になっています。

問題集が50問×2回分付属しており、特に1級合格のための試験対策としてオススメする参考書です。

  • 特に1級合格のためにオススメの参考書
  • 難易度の高い判読や問題集が多数掲載
  • いきなり手に取るとやや難しい点もあるため、ステップアップが大切

心電図マイスターを目指す基礎力grade up講座

ここがオススメ

こちらの参考書は心電図検定マイスターが出版している参考書です。

表紙にも難易度が記載されていますが、2級の上位から1級ならびに1級マイスターを目指す人のために作られています

内容も1級に出題されやすい問題を中心に解説しています。判読方法などのアルゴリズムも記載されており、1級を目指すのにオススメの参考書です。

こちらの参考書では問題がHardとExtreme、各50問ずつ用意されており、段階を踏んで問題を解くことができることも特徴的です。

  • 1級(特にマイスター)合格のためにオススメの参考書
  • 難易度ごとに分けた問題が50問×2セット集約

心電図検定公式問題集&ガイド

タイトル心電図検定公式問題集&ガイド
出版メディカ出版
金額2800円+税
発売年2015年
ページ数126ページ
検定級2〜4級

ここがオススメ!

心電図検定を主催する日本不整脈心電学会が編著している参考書です。ホームページでも紹介されており、スタンダードな問題集になっています。

比較的分かりやすい問題から難易度の高い問題まで幅広く含めている点が特徴的です。

2級から3級を対象としている参考書のため、心筋梗塞の閉塞血管や不整脈の発生起源を問う問題などは少ないです。

また、問題数を豊富に取り揃えているため解説は凝縮されています。別の参考書と併せて学習を進めていくことをオススメします。

  • 問題数は最多
  • 公式参考書のため検定の趣旨に則った問題を掲載
  • 解説は端的なため、別の参考書と併せて学習

12誘導心電図よみ方マスター ベーシック編

ここがオススメ

ベーシック編は名前の通り基礎を学ぶための参考書です。心電図を見慣れてコツを掴むのにオススメです。

心電図検定公式問題集より問題数は少ないなすが、解説が充実しています。ベーシック編が終われば、トレーニング編を購入してステップアップして学ぶことができます。

基礎的な内容がほとんどのため、3〜4級受講者にオススメです。

  • 問題を解きながら基礎を学べる問題集
  • 学び終えたらトレーニング編にステップアップ

12誘導心電図よみ方マスター ベーシック編 トレーニング編

ここがオススメ

トレーニング編はベーシック編を終えた後に判読力を向上させるために、問題を主として集約しています。

形式としては心電図検定公式問題&ガイドと類似しています。問題数は50問とやや少ないですが、難易度の高い問題も多数掲載しています。

また、心電図検定公式の参考書ではないため、3択以上正解がある問題や、問題文の中に冠動脈造影検査の結果などを盛り込んで判断する問題を掲載されています。

心電図検定を学習しながら、臨床に則ったスキルを身につけるにはオススメです。

  • ベーシック編を終えた人へのステップアップ
  • 形式は心電図検定公式問題集&ガイドに類似

まとめ

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心電図検定は昨今注目される検定です。心電図は循環器病棟だけでなく、全ての病棟で必要となる知識です。心臓が動いている限り、心電図は描出されます。

病院によっては入院のスクリーニングで全例心電図検査を実施することもあります。循環器病棟だけでなく、心負荷や不整脈を抱えている人は数多くいます。

心電図は医師でなくとも簡単に実施できる検査であり、読影に関しても即座に実施できる検査です。

心電図検査を通じて心電図を学ぶことで、臨床でも必ず活かすことができる力になります。

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私は心電図検定公式問題集&ガイドとパーフェクトマニュアルを主として使用して2級合格に辿り着きました。

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