【心電図検定対策】 まとめノートの作り方と参考書の使い方

心電図検定
この記事は約19分で読めます。

はじめに

救急<br>看護師
救急
看護師

本記事では、心電図検定2級合格のために作ったまとめ資料と勉強方法をご紹介していきます。

本日の内容

  • 2級合格のための参考書
  • 2級合格のためのまとめノート
  • 勉強方法を踏まえて

テレビのニュースなどでも取り上げられる心電図検定ですが、動機は様々で心電図検定に向けて心電図を勉強した方も少なからずいるかと思います。

受検希望者
受検希望者

救急外来で勤務しているので心電図が得意だったのですか?

救急<br>看護師
救急
看護師

私は心電図検定をきっかけに本格的に心電図の勉強を始めました。入職時には、頻脈と徐脈の理解すら曖昧なくらい心電図は苦手でした。

救命センターで勤務する上で心電図を判読できるようになりたいと思い、検定を受けることを決断しました。その勉強方法などを紹介していきます。

▶︎関連記事

参考資料

心電図検定公式問題集&ガイド

心電図の読み方パーフェクトマニュアル

心電図検定公式問題集は必須です。他の心電図問題集も良いですが、2級を受講するには公式の問題集がオススメです。

もう一方は勉強する上でベースとなる参考書を選択して下さい。

救急看護師
救急看護師

問題集1冊と参考書1冊は購入しておいた方が良いです。参考書は出来るだけ情報量が多い参考書を選ぶと良いです。

心電図検定までの流れ

休憩の期間含めて約6ヶ月の勉強期間で心電図検定に挑みました。ちなみに参考書の購入は心電図検定の1ヶ月前とギリギリの購入でした。

行った勉強法

  • 問題集を攻略
  • ノート作成
  • 知識の定着

主に短期間での勉強であったため、この3Stepを意識して行いました。

また、心電図検定は全く同じ波形が出てくることはありません。そのため、丸暗記などでは合格できないため、適切な対策が必要です。

問題集を攻略

攻略で重要なことは単語(キーワード)を知ることです。心電図検定を受けるにあたって心電図に関する知識を充足させる必要があります。

最低でも、ワードを聞いたら心電図が何となくでも出てくる必要があります。

救急<br>看護師
救急
看護師

そのためにも、まずは、問題を解いていきます。参考書から読み進めても良いですが、全くわからないまま読んでいても時間を浪費する可能性が高いです。

心電図検定公式問題集は基本的に基礎から始まる部分が多いため、オススメしています。下の画像のような形式になってるので、問題の選択肢を選んで次のページの解説を見ます。

f:id:ER-Nurse-k:20210324153332j:image

f:id:ER-Nurse-k:20210324153616j:image

44番の答えは心房期外収縮です。

Ⅱ誘導でT波に違和感を感じたら、T波にP波が重なってる非伝導性心房期外収縮であると分かります。

受検<br>希望者
受検
希望者

難しいですね。次の問題も解けるかな……

救命<br>看護師
救命
看護師

次の問題いくの

ちょっと待って!

問題集の良いところは短時間で多くの単語(キーワード)に触れることができることです

選択肢に記載されている

  • 1度房室ブロック
  • 洞房ブロック
  • 完全房室ブロック
  • 2度房室ブロック

これらの単語を簡単にでも調べておきましょう

問題集を熟読して知らない

単語を無くそう!

一度見たことある単語が増えることで、知らなくて答えられないを問題を無くすことが出来ます

また、公式問題集では副収縮など選択肢のみ出てくる単語もあるため、選択肢から学べる心電図も見落とさないようにすると良いです

②まとめノートを作成

2級君
2級君

この様な感じでノートを

作ってます

f:id:ER-Nurse-k:20210324210707j:image
f:id:ER-Nurse-k:20210324210700j:image
f:id:ER-Nurse-k:20210324210704j:image

まとめノートのメリット

  • 様々な本から付け足すことで複数の本を集約できる
  • 付け足す過程で復習に繋がり記憶に定着する
  • 達成感がある
  • 持ち運びが楽
  • 読むだけより眠くなりにくい

まとめノートのデメリット

  • 時間がかかる
  • 完成したらその達成感で勉強しなくなる

まとめノートの作り方(パソコン編)

受検<br>予定者
受検
予定者

手書きで作る方が好きです!

2級君
2級君

確かに手書きのメリットもあるけど

心電図はパソコンの方がオススメだよ

パソコンのメリット

  • イラストを取り入れやすい
  • 書き足しやすい

心電図の波形は手書きでは書けないので、心電図をコピーして貼り付ける必要があります

その分パソコンだと心電図をそのままコピーして使用できます

また、心電図の場合、細かい補足や書き足す内容が多いため修正がしやすい面でもパソコンでの作成がオススメです

③知識の定着

まとめノートの1番のメリットは様々な情報を合わせて作成できることです

心電図検定公式問題集とパーフェクトマニュアルを学んである程度知識がついてきたと思います

あとは、臨床や心電図検定公式問題集をひたすら解いて知識を定着させます

ある程度知識がついてきたら興味のある心電図の本を読み、知らない知識を学びまとめノートに記していきましょう

2級君
2級君

私は以下の参考書を補足として

読みました

まるごと図解 心電図の見かた

この本はイラストを多く含んでおり、基礎的な心電図が書かれているので導入としてはとてもオススメの参考書です
しかし、副収縮など臨床であまり見ない心電図は記載されていませんでした
 
ナースのためのアクティブ心電図

この本も心電図は基礎的なものが多いですが、この本のとても良いところは心筋の仕組みも記載されていることです
 
電解質(NaやKなど)がどのように細胞内外を移動し活動電位を生み出しているのかイラストで分かりやすく書かれているので参考になりました
 
病気がみえる 循環器

『病気が見えるシリーズ』の循環器です

この本は元々持っていたため、参考にしました

この本は心電図の専門書ではないため心電図に関しては専門書より内容が浅いです

心電図を憶えた後、疾患と心電図、臨床症状を結びつけるのに役立ちました

おわりに

  • 参考書は問題集とベースとなる情報の多い参考書を準備
  • まとめノートは様々な本から情報を取り入れる
  • まとめノートを作るならパソコンがオススメ

私はまとめノートを作ってから、心電図検定の問題集をひたすら交互に見て、問題を解きました


3周くらいするとほとんど全問正解できるようになりました

今回の反省として参考書の購入がギリギリだったため、もう少し早く購入しておけば良かったです

医療参考書は比較的高価ではありますが、まとまっているのでとても参考になりました

最後に、心電図検定は資格を得ることはできますが、本質は臨床で心電図の判読ができるようになることだと思います

私も資格で終わらず臨床に学びを活かせる看護師を目指したいです

タイトルとURLをコピーしました